城のまち 暮らしつなげるプロジェクト

今週末11月11日(日)14:00〜 松本市で空家の活用についてのシンポジウムを行います。会場のホールも、古い映画館を、演劇スタジオとして活用している、上土「ピカデリーホール」です。
近年、松本中心市街地にも空家や空き店舗・空きビルが目立つ様になりました。一方で、空家や空き店舗をリノベーションして、お店に活用する例も増えて来ました。10件余りの空家・空きビルを活用している店や団体でインタビューした内容をパネルで展示します、その中で何人かの方には、シンポジウムにもご出席頂き、生のお話もお伺いする予定です。

私が取材した、六九町のギャラリーショップ「10cm」

インタビューで店主の三谷さんが語った言葉が印象的でした。
何でもかんでも空家を使えば良いというのもありだけれど、その空家に魅力を感じて、使う人の感性で美しく使って欲しいと思います。古い建物の魅力と言うのは、歴史的価値があるからとか、学術的に貴重だからとかではなく、その街の中でその建物が素敵で、美しいと思える感性だと思います。


異色の若者6人組「凡人でごめんなさい」にも取材しました

築40年の空きビルを、コンテンポラリーアートのギャラリーとして活用するプロジェクトです。ギャラリーの他にも、コミュニティーカフェも併設され、いつでも色々な人と、アートetcの会話を楽しむ事ができます。若者がこんな活動を出来るのも、空きビルならでは・・・。


私が講師をしている「松本衣デザイン専門学校」も空きビルのリノベーションです。

松本パルコの前に、10年余り空きビルになっていた老舗旅館の建物がありました。まさか、私が講師をしているデザイン学校が、このビルを校舎にする事になるとは、考えてもいませんでした。当日、校長も参加してお話くださるそうです。


パネルディスカッションは、都市に造詣の深い信州大学経済学部の武者さんをコーディネーターに、工芸の五月で街の再発見をナビゲートしている一ノ瀬さん、長野で空家・空きビル物件の活用に熱心な不動産業の倉石さん、松本市の都市計画課長の上條さん。
建築士会からは、この頃、特に空家が目立つ安原町を事例に、城下町の地割りを活かした街区活用の提案もあります。

街を元気にしたい方。松本の街で何か始めてみたい方・・・是非、お越し下さい。