TOKYOオノボリサン

浜田山の現場の後、気になっている展覧会をひと廻り。
東京現代美術館「日本ファッションの未来性」・・・ところが、およそファッションの展覧会とは無縁な感じのオタク系の人が大勢。同じ美術館で「特撮博物館」を開催中。せっかくなので、ウルトラマンゴジラや怪獣に踏みつぶされる街の模型も見学。街には怪獣の替わりに、カメラを構えたオタクな出で立ちの若者が。
お目当ての「日本ファッションの未来性」は・・・三宅一生川久保玲山本耀司はやはり別格。なかでも、耀司のだらしなさと艶っぽさは他の誰がマネしようにもマネ出来ない世界。撮影は勿論NGなので、会場の外から遠慮がちに・・・左:川久保玲・右:山本耀司。耀司の紙一重のだらしなさが何とも言えない。
  

その後「荒木町スリバチ展」。理科大の研究室のスリバチ空間に建つ建築の提案。スリバチ地形に触発され、どの案も活き活きとしている。ギャラリーを出て荒木町をぶらぶらして町角のカフェでビールを一杯。おじいちゃんが押すベビーカーの子供がカフェのお姉さんに手を振って行く。粋な着物姿のお母さんのご出勤。エディターの人がカプチーノで立ち話。今夜呑む店を探すサラリーマンのオジサン達。その横を塾帰りの小学生がかけっこしながら帰宅。老若男女が渾然一体に入り乱れる楽しい町だ。
帰りの電車で「東京スリバチ地形散歩」を流し読み。荒木町を絶賛している。かつて、根津・千駄木に10年暮らし、ココが一番と思っていたが、荒木町はなるほど面白かった。スリバチ空間については、こちらの本をどうぞ。