衣服製作実習週間

松本衣デザイン専門学校では2学期最初の2週間、朝から夕方まで衣服の製作をする「衣服製作実習週間」でした。今日はその最終日の講評会でした。
短期間に集中しての実習で、密度の高い作品が集まりました。学校の年間テーマ「つなぐ」に即したコンセプトを軸に、1年生は、シャツの製作実習。2年生のビジネス科は既成服のリメイク。2・3年生のテクニカル科は、アイテム実習またはクリエーション。

やはり集中して作りこみ、エネルギーを感じる作品は見ごたえがありました。難しいのは、自分のコンセプトを表現する「クリエーション」の分野です。製作した作品は、学校の衣服販売実習ショップで販売するのですが、そこで買って頂ける事を意識するのでしょうか?せっかくのコンセプトを大胆に表現できずに、小さくまとまってしまったのは少し残念でした。
「学生時代にこそ、コンセプチャルな作品に挑戦して欲しい。」「なんか中途半端な感じ。」「専門学校のショップに足を運ぶ人は完成度など求めていない。もっと大胆に自分をアピールして欲しい。」「自分の作りたい物に自信を持って、きちんと自己主張して欲しい。」各講師によって言葉は違いますが、皆言わんとすることは同じです。学生時代だからこそ、もっと伸び伸びと大きな作品を目指して下さい。