4ステップ・・・上棟

昨日は、スキップフロアーの家「4ステップ」の上棟でした。手際良く作業が進み、午後4時頃には、屋根の垂木まで作業が終わり、夕方、お施主さんのご家族に、おじいちゃん・おばあちゃんも同席されて、上棟式を行う事が出来ました。

今回の棟札は、お施主さんの奥様がお書きになりました。実は、奥様は書道の名取!「一華」さんとおっしゃるのだそうです。
「どんな文句を書けばよいのでしょう?」と聞かれてメモを手渡すと、軽トラックの荷台に棟札をおいて、その場でチョークで字を配り、一気に書きあげました。軽トラックの荷台ですが、字を書く手のおき方や姿からして美しく「様」になっています。一同「素晴らしい!」の一言です。ちなみに、棟札に書いた文字は、設計者の中信地方(松本近辺)の棟札の文句を書いて頂きました。「天長地久四海波静曲尺一尺弐寸之水」・・・意味は以前私が書いたブログに書いています。工務店の社長も大工さんも初めて目にする文句だそうです。長野県は広いので「松本・伊那・佐久・善光寺♪・・・四つの平♪」で全く風習が違います。
 
上棟式は、建物・大工の北信地方(長野近辺)の式次第で、神酒を頂戴すると、大工さん達が木やりを唄って下さいました。中信地方では木やりを唄わないのですが、なかなか荘厳で良いものです。

お施主さんから、内祝いに頂いたお菓子は「赤飯まんじゅう」・・・これは、中信地方(松本近辺)と南信地方(飯田・伊那近辺)で、お祝い事の内祝いに配られるお菓子です。お施主さんはしばらく松本に暮らしていましたので、その時に覚えたのでしょうか?まんじゅうの皮の中から、赤飯が顔をのぞかせて、紅白の見るからにおめでたいお菓子です。

実は、私の大好物です!