松本衣デザイン 着物から展開する服 

松本衣デザイン専門学校の1学期最終課題は、着物から展開する服。
1970年代に、三宅一生山本耀司川久保玲が、今までの西欧の人体のフォルムから展開する服に対して、着物から展開する布を表現する服を発表して、アパレルデザインの世界に革命を起こしました。
「着物」からイメージするのは・・・との問いに学生の答えは、ぶら下がる布、垂れる袖、巻き付ける、帯、重ね合わせ等・・・。では、そのイメージを展開させて、布の美しさを表現する服をスケッチせよ。スケッチといっても、1/3スケールの自作のマネキンの上に立体スケッチをしていきます。


何枚もの布を、肩と頭からぶら下げて、布の重ね合わせを表現した左の作品。
着物の裁断をベースにしながら、腰にボリュームのある布をまとわせた右の作品。

肩と腰から連続する布の動きをつくりながら展開した左の作品。
肩から腰帯で白い布の歪みをつくりながら肩からぶら下がる2枚の布を組み合わせた右の作品。
1年生の1学期の習作にしては、なかなかの出来です。これからの衣服デザインに繋がるのを楽しみにしています。