萬年屋大名町店 仮オープン

松本・大名町に、老舗の味噌醸造販売の萬年屋がオープンしました。
店舗設計の御相談を頂いてから1カ月。まだ、内部の陳列什器が整いませんが、長らく通りに対してシャッターを閉ざしておくのも忍びないので、店構えとレジ廻りが完成して仮オープンです。
店の向かいから、お客さんの動向をチェックして、チューニング。
当初は、正面の漆喰壁に切り文字と味噌樽のディスプレーだけでしたが、松本城から歩いてくる人の視線(左側の壁)に入る様に、イベント用に使っている暖簾を掛けました。客の入りが全く違います。

店舗デザイナーとしては老舗の味噌屋さんの格式を重んじて、スマートなディスプレーで暖簾を出す事を嫌っていたのですが、観光地のお土産物やさんとして観光客の立場になれば、多少の猥雑さは安心して店に足を踏み入れる要素のひとつです。物販店舗は奥が深い。
初日は、昨年の駅ビル店の同日の2倍の売り上げと聞いて一安心。来月始めには、店内の什器も整って「本開店」です。