-----------  もくずがに


今日の夕飯は、ウチノカミサンの実家から送られてきた「もくずがに」を食べました。
爪の付け根に、海の藻屑の様な毛がはえているので、「もくずがに」と言われています。

河口付近で春と秋の2回とれる時期がありますが、今が秋の旬だそうで、
このカニが「上海」で捕れると、かの有名な「上海ガニ」、
同じカニが、ウチノカミサンの実家付近の「上越」で捕れると「モクガニ」と呼ばれます。
捕れる場所が、海を挟んで、一文字違うだけで、
「上海」では中華料理の超高級食材、「上越」では地元のオジサンたちの季節の楽しみです。
上越のカミサンの実家で食べるまでは、
松本は勿論、東京でも、魚屋さんの店先でも見かけることもありませんでした。




裏返して、腹を見るとオスメスの区別が付きます。

お腹の下の方に付いている、フンドシの形が丸いのがメス。

フンドシがオ○ン○ンの様な形をしているのが、オスです。
今は、メスの産卵期で、メスは腹に卵を抱えていました。



数あるカニの中でも、カニ味噌の味は、このカニが一番でしょう。
勿論、最後は甲羅に日本酒を注いで、カニ味噌を綺麗にこそげとって味わいました。
最高!