------------------  続・カーフリーデー

先日、松本市のカーフリーデーに批判的なコメントを書きました。「カーフリーデー」と検索してみると、批判的なコメントのblogは殆ど見当たりません。環境問題となると、批判的な意見を述べることはタブーなのでしょうか?
私自身は・・・というと、自宅から事務所までの片道2km余りを、自分の体重削減(&Co2削減)の為に、出来るだけ歩いて通勤しています。松本市では6日に爆弾低気圧の影響で、30cm程の雪が積もりました。何年か前の大雪以来、降雪の後は除雪車が雪かきをするようになり、車道には雪がありません。


ところが!雪が降って1週間ほど経った今朝の歩道は、歩行者に踏み固められ圧雪になっています。

歩道の無い道路は更に悪い状況で、クルマの走る部分の路面は乾いていますが、人の歩く路肩には、除雪車によって押しのけられた雪がうず高く積もり、歩行者はクルマが通るたびに、路肩の雪の上で、クルマが通りすぎるのを待っています。事務所まで普段は20分で着くところを、今朝は30分以上かかりました。自宅前の道路(子供達の通学路)の雪かきをしていた時も、子供達の通る路肩の雪かきを終えるや否や、除雪車が車道の雪を雪かきしたばかりの路肩に押しのけて通り過ぎました。一緒に雪かきをしていた向かいの家のご主人と、顔を見合わせて呆れてしまいました。
カーフリーデー参加表明にあわせるように、マスコミもカーフリー関連の記事を掲載し、今朝の地方紙に「パークアンドライド・利用者じわり増加」とありました。記事には「新村P利用者は25台、新たに平田駅近くにP70台計画中、R19の渋滞緩和に効果期待」とありました。70台といったら、時速40km・車間距離5mで走る自動車の1分間の交通量に過ぎません。この数字をもって「渋滞緩和に効果期待」といえるのでしょうか?台数が2桁違うでしょう。松本市の広報誌ではないのですから、地方紙も自身の物の見方で記事を書いて欲しいと思います。
事ほど左様に、現在の松本市は「脱クルマ、歩行者優先の街」「カーフリーの先進地」と言うには程遠い状況です。イベントやオシャレな石畳の道路整備をするのも結構ですが、その前に、出来ること・やるべき事があるのではないでしょうか。