------------------  ビーツ


度々コメントを寄せてくださるkomeさんから、ビーツを頂戴しました。

ビーツの定番といえば、ボルシチでしょう。ボルシチといえば、15年以上前、改装する前の岩岳スキー場レストハウスの名物で、少し甘味のある具沢山トマトスープが冷えた体にとても温まりました。
今回、ウチノカミサンがインターネットでレシピを調べて調理しました。

komeさんのコメントにもあるように、ビーツは独特な香りの食材で、下ごしらえで1時間以上柔らかく煮ながら臭みを逃がします。ボルシチに加えるのは最後の過程で、他の野菜をトマトや牛肉と共に柔らかく煮ておいたところに、茹でて皮をむいたビーツを加え、酢と砂糖と塩で味を整えて仕上げます。ビーツの鮮やかな赤色がジャガイモやキャベツを赤く染めています。ビーツの独特な香りを和らげるためにクミン・ディルなどの臭み消しのハーブをたくさん使いました。

お味は・・・、とりあえず皆残さずに食べましたが・・・・、少し難しい味で、ビーツの香りをサワークリームでごまかしながら食べました。以前、岩岳スキー場レストハウスで食べたボルシチは、季節はずれの缶詰貯蔵の味も香りも抜けたビーツだったのでしょうか、独特な香りは無く、甘味のあるトマトスープという印象でした。今回の、生のビーツを調理して作ったボルシチは、強烈な土の香りがなかなかに難しい味でした。(komeさん、せっかく頂いたのにゴメンナサイ。ビーツが泥臭くて食べにくいのは、komeさんの料理の腕のせいではないと思います。)
ビーツの栄養は糖質と食物繊維だそうで、冬のロシアの大地で厳しい寒さを乗り越えるために、糖質の栄養価が高いビーツを、たくさんのハーブと酢で工夫しながら食べたのでしょうか?
やはり我が家は、和食・中華・ネパール・東アジア・南フランスやイタリアの料理と食材が口に合うようです。
(2006WC決勝は、フランス×イタリア!おいしい国の組み合わせになりました。)