------------------  さなぎ


友人からカブトムシの幼虫を貰って育てています。
先週は、「かぶと道」(すごいネーミング!)なるカブトムシ飼育用の腐葉土と、大きな飼育ケースを購入し、芋虫たちはすくすくと育っていました。(昨今の甲虫ブームで、おもちゃ屋さんのムシキングの横に飼育セット一式が売っています。)
飼育ケースに移してしばらくした先週日曜日の夜、芋虫たちが繭(蛹室)をつくり始めました。土の中に自分の体の1.5倍ほどの空間を作って土(餌)も食べずに動かなくなりました。インターネットで調べたら、繭を作ってから1週間で、蛹に変体するとの事・・・今か今かと楽しみにしていましたが、今日の夕方になって動かなかった芋虫たちが、ごそごそと動き始めたので気にかけていたところ、今晩、蛹に変体しました。幸運にも、2匹の芋虫が蛹に変体するところを目撃できました。

芋虫の皮を脱ぎ、角の有る成虫に近い姿に変わるのですが、ほんの10分ほどの劇的な変身を2度も目撃出来ました。蝉やアゲハチョウの羽化を見たことはありますが、カブトムシの蛹への変体を見るのは初めてです。変体を見れずに寝てしまった子供の為に、ビデオテープに記録しました。このブログで動画を配信できないのが残念です。
胸から上の角や6本の足は成虫と同じ姿になりましたが、お腹から下はまだ芋虫のままで羽がありません。羽が生えて蛹から成虫に変わる羽化は3週間後だそうで、今からとても楽しみです。

それにしても、繭を作り始めて、ぴったり1週間で蛹に変わりました。月の周期は4週間ですし・・・・、昔の人が生物や自然の時の流れを感じながら、1週間という単位を決めたのには恐れ入ります。