木祖村 笑ん館

木祖村の景観アドバイザーとして関わりだしてから3年経ちました。
景観計画作成の相談から始まり、信州大学寺内研究室を巻き込んで、景観計画の作成。
その中で、薮原宿の景観整備、旧庁舎の建て替え跡地利用の構想から、村の交流施設建設の計画になり、信大寺内研究室と私の事務所で、景観計画作成後の始めての施設として村の景観先導施設となるべく、この建物を設計する機会に恵まれました。

ワークショップを重ねながら設計をして、この春着工・・・そして今日、建物の完成検査を行いました。建物名称も「笑ん館」と決まり来月オープンします。
館の名称看板も、景観計画冊子から関わったデザイナーのデザインです。




建物の完成を迎えて、3年前に木祖村に関わりだしてからの色々な事が思い出されます。(長かった様な、短かった様な)
材木は全て長野県産材を使用し、あらわしの柱や梁は全て木曽のからまつ材を使用しています。木祖村の景観に調和しつつも、和小屋の構造を合理的に整理するなど、現代性も表現できた建物になりました。