ライナーノーツ

高校生になった娘の夏休みの宿題に、「評論文を読んで、その内容を要約し、それに関する自分独自の論評を加えろ」という問題が出たそうです。
理系にしろ文系にしろ、この先論文を書く機会がありますからし、その第一歩としてはなかなか良い宿題です。
「ところでお父さん、評論って何?」
「ある対象物を考察して、それに対する自分の感想や意見をまとめた文章の事。」
「ふーん、良く解らないな・・・。家には評論文はないの?」
家にはカミサンの本が沢山ありますが、小説好きなので評論はありません。事務所には建築・美術に関する評論文はありますが、建築・美術は嫌だとの事。
本棚を見まわしていましたが・・・ありました!JAZZのLPレコードが200枚あります!

昔のLPには、ライナーノーツと呼ばれるそのレコードに関する評論が必ず入っていました。日本語訳を読んだり、英語の辞書片手に原文を読んだり、気に入った演奏があると、その曲や演奏者に関してお勉強し、書かれている評論と自分の感想を比べたりしていました。
このレコードのライナーノーツを書いたのは、ナット・ヘントフ。ジャズの評論を何冊も本にまとめている、超一流の評論家です。そういえば、昔からJAZZ好きって、ちょっとアングラを気取りながら、変に理屈っぽかった・・・私の事です(笑)