29年後

昨夜は、高校時代の同窓生8人程が集まりました。高校の教頭・高校の教師・商店の社長・市役所の職員・自営業・主婦・・・高校卒業29年後のおじさん・おばさんたちです。
当然の様に話題の中心は、何組・何部の誰は今何をしている・・・。他には、我々が子育ての真っただ中にあり共通の関心事として、小中学校・高校の教育の話題が多くのぼりました。地方の進学校だったので、同窓生には教師になっている人も多く、私の小学生の息子の隣のクラスの担任が、高校の同窓生だったのも初めて知りました。

私が普段頻繁に会って話をするのは、同じ建築の設計をしている人だったり、クライアント、建設会社の人や関連メーカー、あるいはデザイン関係の人・・・当然私の中での、一番の関心事は、デザイン・建築です。しかし、昨夜の会話の中では、一番の関心事は「教育」。我が家は、子供の教育に呑気なのは自覚していましたが、皆の教育への関心の高さに、少し戸惑いました。

同時に、如何に、私が、マイナーな世界に身を置いているかを改めて感じました。同窓生からみると私は・・・好きな事をしている売れない建築家・・・確かに、売れっ子建築家は日本に100人と居ませんから、その通りです。でも、好きな仕事をしていられるのですから、まあいいかっ。


最後にお決まりの様に・・・「それにしても、子育てを終えた10年後に皆が集まったら、どんな会話になるんだろう。其々の夫婦はどうなっているんだろう。」・・・「其々の夫婦の新しい関係があるさ!」・・・新しい関係って?????
・・・・それにしても、こんな会話が出来るのも、同窓生ならでは・・・お盆休みならではの楽しい時間でした。