講評会

講評会・・・と言っても、今回はアパレル学校のファッションショーではありません。信州大学の建築科4年生の自由課題の講評・審査に参加しました。

それに先だって、坂本一成さんの講演。不自由な建築が自由でありたい・・・処女作から最新作まで、駆け足で解説して下さいました。時々に考えていた事を語りながら、今に至る作品の変遷がとても興味深かったです。

その後、坂本さんを始め、ゲスト・非常勤・常勤の総勢9名による、自由課題の講評。力作ぞろいで、それぞれが自分たちのコンセプトを語りながら解説し、それに対する質問や意見を審査員たちが述べていきます。坂本さんの講評は、流石に卓越していて優しい中にきちんとした指摘が。松岡さんの講評は、理路整然として、判りやすい講評。
私の講評は・・・講評会の後の懇親会で、坂牛さんや学生達から、山田さん厳しい・愛が足りない・・・の声が。アパレル学校では、凄く優しい先生なのですが、本業の建築になると張り切ってしまい、元々が言葉足らずの上に短い時間で端的に話そうとした為か、少し辛くなってしまいました。
その後の懇親会の席では十分な時間もあったので、それぞれの学生に、それぞれの作品に魅力を感じたところも伝える事が出来ました。懇親会は延々深夜まで続き、坂本さんも遅くまでお付き合いくださり色々な話を・・・パブリック・コモン・ダイレクトアクセス・限定的合理性・スイスの物派・・・それにしても、建築科の学生はタフだしノリも良い。

長くて、暑い熱い一日でしたが、今朝なんとなく感じている事・・・「常に変わり続ける」って大切なんだ。硬直しがちな頭に刺激を受けた一日でした。