--------資格・検定・天下り


毎年、希望者を対象に小学校で「漢字検定」を行い、クラスの約半数の子が受けているようです。そもそも我家は、資格試験の類が嫌いなので、受けていません。受験しないのには、もうひとつの理由がありました。

母親同士の会話で、「何故、山田家は受けないの?」と聞かれ、「漢字何級なんて全くナンセンス。ちゃんと学校で漢字を教えてもらって、読み書きできればいいのでしょ。漢字検定なんて、文部省や学校の先生の天下り先の団体が主催しているんでしょ。そんな団体を儲けさせるのに、検定料を払うなんていやよ」と答えました。

そんな危惧があたり、文部科学省は、今日、日本漢字能力検定協会公益法人としては認められない利益を上げていたり、協会の理事長らが代表を務める会社と不適切な契約を結んでいる疑いがあるとして、協会に立ち入り検査して、運営の実態を調べるようです。

建築士事務所を開設するには、建築士の資格が必須なので、一級建築士は有しています。しかし、住環境福祉コーディネーター・インテリアプランナー・カラーコーディネーター・etc等、数あるその他の資格は持っていません。建築設計に関連したこれらの資格も、殆どが、国土交通省の外郭団体が管理している資格制度です。仕事が出来る能力と資格は、全く関係がありません。


今、国会で、公務員の天下りが問題視され、斡旋だ飛ばしだと議論されていますが、そもそも、権威や資格が好きで、国・公務員・大企業などを有難がる国民性の問題に思えます。