--------コラボレーション・・・FNS歌謡祭


昨夜は、FNS歌謡祭。歌番組は嫌いではないので、テレビをつけたら、青山テルマ×東儀秀樹・倖田来未×葉加瀬太郎絢香×上原ひろみ・・・のプログラムが始まるところでした。今はやりの、異色のコラボですね。


歌謡祭ですから・・・東儀秀樹葉加瀬太郎は、当たり触りなく、若い歌手を立てていたのですが・・・おかしかったのは、上原ひろみでした。
最初のうちは、軽いタッチで流しながら、時折、間の手を入れる程度だったのですが、間奏のアドリブになって、スイッチが入ってしまいました。そこからは、まるで彼女の独壇場です。オケバンも彼女のリズムについていけず、ドラムもベースも、もたついています。ストリングスも、リズムに乗れない絢香の体の動きも、邪魔なだけです。
間奏(独走?)が終わり、絢香の歌が絡む瞬間、さすがに合わせましたが、その後は、終演に向けてピアノを叩きまくり、絢香上原ひろみがピアノを弾きながら口を動かすのに合わせて声を出しているだけ・・・まるで歌のレッスンです。曲が終わった瞬間、腕を跳ね上げる上原ひろみと、その脇に佇む絢香・・・私は、上原ひろみに拍手していました。
クレジットの順番も、歌謡祭という舞台も、主役は絢香で、上原ひろみは豪華共演者を意図していたのでしょうが・・・微笑みあった二人が顔をそらした瞬間、絢香の顔が「もう私イヤ」という表情に見えました。

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毎日の様にライブハウスに立って、一流のミュージシャンと、凄まじい緊張感の中でバトルをしながら演奏している上原ひろみと、絢香も上手なんだけど・・・コラボレーションどころではありませんでした。

コラボレーション・・・本当に、力のある者同士、遠慮をしない同士が、お互いの力の全てをぶつけて成り立つ相乗効果です。相手を間違えると、大怪我をします。