------------------  鰤起こし


昨夜、大きな雷鳴に飛び起きました。
仕事で2年間ほど富山に暮らしたことがありますが、そこで「鰤起こし」という言葉を覚えました。11月の上旬、強い風と共に、寒鰤の季節の到来を告げる激しい雷が轟きます。別名「雪起こし」とも言い、厳しい冬将軍の眠りを起こす雷鳴だそうです。
 
昨日は、ズワイガニの解禁日、年取り魚として松本でもなじみ深い「氷見鰤」の旬ももうすぐです。



季節の変わり目は突然で、松本は、先週末の3連休までは、よく晴れて穏やかな秋の季節でしたが、昨夜から冬になりました。激しい横殴りの雨と、すざましい雷鳴が冬の訪れを演出していました。今日も引き続き激しい風が吹き荒れ、西の北アルプスは厚い雲の中、東の空には明るい青空がのぞく、典型的な松本の冬空です。我が家では、昨夜からボイラーのスイッチを入れて、暖房を始めました。ちなみに、明日の朝の予想最低気温は、氷点下0℃です。

暦をみたら、折りしも、今日は立冬です。

P.S.
今朝は、昨日の激しい風とはうって変わって、無風快晴。雪化粧した北アルプスが綺麗でした。(2006/11/08)