------------------  大きな樹


現在工事中の「L-PLAN」の足場が取れて、外構・庭をどうしようかと考えています。もちろん、基本的なことは設計で検討済みなのですが、庭にどんな樹を植えるかは建物が出来てから考え直すことにしています。私がイメージできるのは、樹の大きさや枝の張り方のイメージまでで、実際に何の樹を植えるかは、専門家に相談しています。
植物は毎年の手入れが必要ですから、お施主さんに古くからのお付き合いのある造園屋さんがいる場合は、その方にお願いしています。今回はお施主さんが造園屋さんとのお付き合いが無かったので、「草設計事務所」さんをご紹介しました。
私は、ガーデニングの匠がデザインしたきめ細かな「何々風」の庭は嫌いです。「草設計事務所・森川クン」と私が気が合うのは、お互いきめ細かなデザインが苦手?良く言えば「潔い」悪く言えば「大雑把」なところでしょうか。今回も、L型の建物に囲まれた庭に、存在感のある扇のように大きく枝を張った「大きな樹」を植えよう、というイメージで一致しました。


昨日、森川クンからメールが来ました。「素晴らしい樹が見つかりました。」

「アオハダ、これは如何でしょうか?」

この樹が、おおらかで伸び伸びした庭の「拠り所」になるはずです。我々は、キッカケ造りが出来れば良いと考えていますから、後は、お施主さんが楽しみながら自分の庭を育てて下されば嬉しく思います。