デジタルカメラ 

このところ「Luxury House」「自遊石ギャラリー」と、二つの建物が完成しました。完成とはいえ、外構の植栽が整っていなかったり、入り口ドアがまだ出来ていなかったり、なかなか完成写真を撮るタイミングがありません。いつもは、友人のカメラマンに撮影をお願いするのですが、どのタイミングで頼むべきか難しいところです。・・・と言う訳で、自分で撮ることにしました。
今まで、ホームページにやブログの撮影に使っていたカメラは、コンパクトデジカメの「RICOH GR3」なかなか良く出来たカメラだと思います。

しかし、雑誌に掲載の写真や、展覧会のパネルの写真は、GRでは荷が重いので、一眼レフカメラを購入することにしました。カメラは上を見ればキリがありません。フルサイズCMOS・3630万画素のデジカメは、ボディーだけで20万円以上します。それに見合う広角レンズをそろえれば30万円超え!A3見開きの300dpi程度の印刷を想定し、CMOSサイズは価格の安いAPS-C・解像度は1800万画素・レンズは10mm〜22mm(35mmフィルム換算で、16mm〜35mm)がカバー出来れば良し、とスペックを決めて選びました。
手に入れたのは、「EOS Kiss X7」&「EF-S10-18mm」

早速、「Luxury House」「自遊石ギャラリー」を撮影してみました。


絞り優先 F16で、マニュアルフォーカスで撮影・・・フィルム時代の一眼レフの感覚が戻ってきました。

 Luxury House-2 

「Luxury House」のスナップショットの第2弾です。
リビング・ダイニングに家具が入りました。

ソファセットは「Minotti」。

ダイニングセットは「Moltrni&C」。

キッチンは安曇野市のTACTに制作して頂きました。

イタリア高級家具をおおらかに受け止める空間をデザインしました。
メーカーは違うのですが・・・アルフレックスの担当者によると、デザイナーは一緒だそうです。(搬入の際に聞いてビックリ!)

 Luxury House 

大きな屋根の平屋・・・ちょっと贅沢な「Luxury House」が完成しました。本格的な竣工写真を前に、ちょこっとご紹介です。
近々、家具も搬入予定ですが、庭の整理と塀のデザイン&施工は、まだまだ続きます。


建替える前のヤマモミジや桃の木は残して、ベランダに良い木陰を作っています。

玄関脇には、庇つきのトレーニングスペース。

ご夫婦の趣味のクライミングウォールも完成しました。

 36CAFE 

八ヶ岳高原に計画中の、カフェ&住宅です。
広い敷地には、高さ20mを超える木々があり、その林の中にひっそりと佇むように、平屋の建物をL字型に構えました。


予算が厳しい為「屋根の家」のコンセプトを流用して、広い屋根の下に、カフェや住居をボックスで挿入し、屋根下のテラス席も広く確保しました。

今日の打ち合わせでプランも確定し、来年雪解けの着工に向けて、実施設計・工事費調整にはいります。

 秋の匠美会 

昨日は、秋の匠美会・・・芸大建築科の同窓会でした。秋は毎年、建築見学会が行われており、今年の見学は、北川原温さんのキースへリング美術館のホテル棟で、完成したばかりの建物を北川原さんに解説頂くのがメイン。その他にも小淵沢周辺の建築を見て歩きました。今まで参加したことはありませんが、バスが空いているし近くだから・・・と匠美会長の高橋真奈美さんにお誘い頂き参加してきました。

好天に恵まれ、秋の紅葉が始まった小淵沢・・・最初の見学は「平田家」。軒を低く抑えた萱葺屋根の建物では、薪がたかれていました。煙り出しからの灯がレーザービーム!

次に訪ねたのが、清春芸術村。
白樺美術館(谷口吉生

ルオー礼拝堂(谷口吉生) 茶室 徹(藤森照信

お次は、ARSOA本社(マリオ ベリーニ・竹中工務店

今回のメインプログラムは、北川原温さんの「Hotel Keyforest Hokuto」
北川原さんの解説は凄くシンプル「こうしたかった。これが美しいと思った。」30年前にアルバイトをしていた時も、難しい理屈は無しで「ここはこうしてみよう。」というデザインの進め方でした。今も変わらぬ流石の造形力です。


 アルプス降ろし 

アルプス降ろしが吹く季節になりました。西側の北アルプスは雲の中…アルプスを越えて冷たい西風が吹いています。

現場は、足場のネットが捲れる程の吹き曝しです。庭木のサルスベリも傾くほどです。…と言うか、長年の強い西風に枝が東に張って延び、傾いて育ったのでしょう。廻りの木々を見渡しても、どの木も枝が東に張っていました。敷地選びをする時に、周囲の木の枝を観察すると、その辺りの風向きの傾向などが解りそうです。


ところで、現場には珍しいお客さん…20羽ほどのヒヨコが箱に入って現場の隅に置かれていました。大工さんが移動型鶏小屋の制作販売をしていて、セットでヒヨコも届けるのだそうです。果樹園や有休耕作地の除草対策に、草を食べ、歩き回って耕し、鶏糞は有機肥料に!
頑張れヒヨコ!