街路に背を向けた屋台

松本パルコ前の花時計公園で行われている、夏の屋台村のフードイベント。
公園の四周には街路がありますが、客席が広場の真ん中に置かれ、それを取り囲むように屋台が街路に背を向けて取り囲んでいます。街路には、発電機やらプロパンボンベが並ぶ屋台の裏方が並んでいます。公園の中には、屋台の隙間から入る始末・・・。

違うでしょ! 街路にフードイベントの楽しい様子が溢れでなければ意味ないでしょ!
これでは、自分の建物の中に客を囲いこんで、街路に背を向けるショッピングセンターの発想と一緒です。街の使い方を間違えています。

この様子をフェイスブックにアップしたところ、私が教えているアパレルデザイン学校を、昨年卒業して、松本市内のブティックで働いている女性から、いいね、と反応がありました。取り立てて都市デザインに興味があったという印象もなく無かったのですが、デザイン学校で、街に対してアピールするディスプレーを勉強し、街なかのブティックで働いていると、街に関心が出てくるのでしょう。若い子達は敏感に街を感じとっています。