プラスαスペース

昨日は、穂高の家のオープンハウスでした。朝方まで降っていた雨も、オープンハウスが始まる10時頃には上がって、その後も何とかお天気がもち、20組以上の大勢の方にお越し頂き、ありがとうございました。

今回、オープンハウスをしたお宅は、60代の女性の一人住まいの家です。普通?とは違うライフスタイルのお宅で、特徴的なのは玄関がなく、土足のままアトリエに入ります。アトリエでは服を作ったり、ダイニングで服を頼んで下さった方と歓談したり、キッチンではお友達と料理したり・・・コンクリートで床を仕上げた部分は、パブリックな土足のエリアで、中庭に大きく開口をとったこのスペースでいろいろな人と楽しく交流します。中庭を挟んだ6坪のスペースに、寝室・洗面脱衣・浴室・内玄関(靴脱ぎ)のプライベートゾーンをコンパクトにまとめています。

夫婦+子供二人で、リビング・ダイニング・3ベットルームで35坪・・・という様な一昔前までの、ハウスメーカーの住宅に当てはまるライフスタイル以外の住み方を求める方は増えていると感じています。とはいっても、今回のオープンハウスは、最大公約的な住宅では無いので、戸惑う方が多いだろう・・・と想像していたのですが、意外にも、御覧になった方からは「手に職を持っている女性が羨ましい」とか、「夢の様な一人暮らし」とか、普通?とは違うライフスタイルに共感する感想を頂きました。
パブリックスペースとプライベートスペースのヒエラルキー。パブリックスペースのアトリエ(+αスペース)の扱いなど、意外にも多くの方が共感して下さったのは嬉しい誤算でした。