足し算の建築・割り算の建築

facebookを始めて、その手軽さから、小ネタはFBにアップする様になってしまいました。久々のブログ更新です。

先々週のオープンハウスにお越しいただいた皆さん、有難うございました。その後、松本安曇野宅建築展でご一緒させて頂いている、丸山さんのオープンハウスを見る機会がありました。
使っている素材はどちらも木を多用し、そのほかには白い壁で構成しているのですが、丸山さんの建築は、スケール感から細やかさから、全く違います。丸山さんの設計する建築は、いつもヒューマンな細やかさに溢れ、丸山ファンのお施主さんが多くいらっしゃるのも頷けます。エレベーションにも、インテリアの様子が溢れでてきます。左の写真が、丸山さんの先日のオープンハウス。
  
右側の私の先日のオープンハウス・・・一言で「大雑把」です。エレベーションも単純。

さて、何がこんなに違うのか?・・・勿論、敷地の条件や家族構成も違いますが、それだけでは無い筈です。
勝手な解釈ですが、建築を組み立てるプロセスの違いがあるのではと感じました。丸山さんは、積木を組み上げるみたいに足し算のプロセスで建築を組み立てているのでは?・・・私は、敷地やボリュームをばっさりと切り落としながら割り算のプロセスで建築を考えているのかも知れません。(お施主さんの要望は切り落とさない様に気をつけていますが、たまには・・・)
どちらが、良い悪いではありませんが、考えるプロセスが全く違う気がします。建築にも、色々なアプローチがあり、出来上がる建築も様々です。