如庵・・・João

今日は、クリスマスイヴなので・・・キリスト教ネタです。

先日、松本市建築士会・建築士事務所協会の面々で、犬山市にまちづくり視察に行って来ました。
松本市は現在「歴史まちづくり法」の認定を受けようと計画策定していますが、犬山市は、既に認定を受けて、活動している先進地です。犬山市の歴史まちづくり課の方に、城下町と犬山城を案内して頂きました。
せっかく犬山市に行ったので、特別に許可を頂いて、国宝茶室「如庵」の内部も見学させて頂きました。茶室のスケール感は、内部を体験しないとわかりません。とても貴重な体験でした。

「如庵」の内部は勿論、撮影禁止・・・
この写真は、同じ有楽苑の敷地内にある、古図を元に復元された、「如庵」と同じく、織田有楽斎の作による「元庵」です。窓から内部を撮影しましたが、床を見てびっくり!・・・土壁には、柱や貫の下地が浮かびあがってきますが、この模様は、あまり目にしない形です。

壁に浮き上がっている模様と花活け・・・そうです!十字架です!
「如庵」「元庵」の作者、織田信長実弟織田有楽斎キリシタンでした。
「如庵」の名の由来も、有楽斎のキリシタンネーム=「ヨハネ」のポルトガル語表記=「João(ジョアン)」から来ています。
そんな有楽斎が、茶室の床に十字架を忍ばせたのは、想像に難くありません。
(誰に確かめたのではないですが・・・たぶん、間違いないしょう。どなたかご存知の方がいらしたら、教えてください。)