建築学会作品選集審査

一昨日は、建築学会作品選集の北陸支部からの推薦作品を選ぶ審査会でした。22作品から9作品を推薦するのですが、6人の審査委員で、反対意見も無くすんなりと決まった作品が4点ほど・・・残りは、色々な意見がぶつりながら5点が選ばれました。

選考基準は、「設計の論理性」「地域環境への適合性」「造形」「オリジナリティ」「環境への取り組み」の諸点において、学会の作品選集にふさわしい水準を持つもの。

地方都市で設計事務所を構えて仕事をしていると、どうしても「地域環境への適合性」の観点がクローズアップされる事が多く、ともすれば、自分の仕事を、それで正当化する態度に逃げ込みがちです。そんな中で、このような審査会の席で、レベルの高い作品に触れる事は、私にとっても得難い経験です。
今週末からは、審査委員が手分けをして、現地審査です。私は、長野県・軽井沢で3件の現地審査担当です。実際に建築を目の当たりに体験するのも楽しみです。



審査が終わった後は、審査委員の方たちと夜の金沢へ・・・。私の住む松本も良い街で、洒落たお店もありますし、以前は東京に暮らしていましたから、東京の繁華街も知っていますが・・・流石、加賀100万石の街だけあって、お店にしても、ゆとりや懐の深さがチョット違いました。今年は、この後も何度か審査等で金沢に訪れる機会があるので、楽しみです。






翌日は、金沢と言えば当然、近江町市場!!です。松本には海も庶民に親しまれる市場も無いので・・・魚市場をウロウロするだけで興奮します。
21世紀美術館は、春休みに子供たちと行ったばかりなので・・・またの機会に。