卒業設計コンクール

今日は、日本建築家協会・長野県地域会で主催する、長野県内の高校・専門学校・大学の建築系の学生の卒業制作のコンクールでした。
建築家協会の7人の審査員が、其々の作品を審査しました。

高校・専門学校・大学ごとに、金・銀・銅の各賞が与えられました。嬉しかった学生もあり・・・悔しかった学生もあり・・・。

審査する側の価値観も多様ですから、良いと思う作品も違います。審査される側が、自分が納得できる講評も、納得できない講評があるのも当然です。オリンピックでもフィギアスケートの採点方法が毎回話題に上ったりしますが、建築作品の審査は数量化出来ませんから、更に難しい審査です。どんなコンペやコンクールでも、審査員によって、コンクールの質も方向性も大きく変わります。

そこで大切なのは「公開審査」というスタイルです。

「公開審査」は、審査の様子がリアルタイムで公開されます。私自身も、「公開審査」の審査員をした経験がありますが、審査をしつつも、裏返せば審査員の講評が、その場で講評を聞いている人たち全員から、審査される事に気づきました。今日の審査も「公開審査」ですから、審査員も真剣勝負です。だから、「公開審査」は面白いし、講評には、耳を傾ける価値があります。