----------  FREITAG


仕事がら、照明器具や家具の分厚いカタログを何冊も持って、打ち合わせに出かける機会があります。そんなとき、今までは、WOODNOTESのA3のトートバックに入れていたのですが、繊細なカバンに重たい荷物は無理があり、カタログや見本を持ち運ぶ為にヘビーデューティーなカバンが欲しいと思っていました。

先日、新国立美術館ミュージアムショップで見つけたのが、このカバンです。手にとって、迷わず衝動買いしてしまいました。丈夫で独特な素材感の布は、使い古したトラックの幌です。色々な色や模様のトラックの幌をカッティングして利用する為、二つと同じ物はありません。ベルトは、車のシートベルト、縁をかがっているテープは、自転車のチューブ・・・・全てが廃物利用で出来ています。

しかし、環境が云々が発想の原点ではなく、丈夫なカバンを安く作る為には、トラックの幌と車のシートベルトと自転車のチューブを使ってみよう・・・それをデザインとしても面白い物に仕上げてしまうのが流石・・・スイスです。

カバンを梱包してあった段ボールの箱も、切れ込み通りにカットして組み立て直したら・・・テレビのおもちゃに変身しました。箱にも、商品のコンセプトが反映されています。