長野県建築文化賞 講評 

リニューアルされた長野県建築士会のホームページに、第12回長野県建築文化賞の講評がアップされました。http://www.nagano-kenchikushikai.org/profile12.php
「スモールオフィス」で一般部門の最優秀賞(知事賞)を受賞しましたが、講評を読むまでは今一つピンときませんよね。講評は審査委員長の富永譲さんが書いて下さいました。

<長野県建築士会ホームページより>
ローコストで、小さな建築アトリエである。1階に打合せ室があり、中庭を中心にらせん状に上がる人の動きに沿って、全体の部屋は結び合わされている。的確なスケールと一筆書きの人の動きが心地良い。内部の造作や素材の選択もセンスが良く、どこにも表現的なところや、これ見よがしなところがなく、素直で、爽やかな心が伝わってくる建物である。2階の製図アトリエから対角方向に中庭を介して打合せ室を見る、一体となる空間のつながりは魅力的で、伸びのびとした日々の生活風景が浮かび上がってくる。清貧の美学、デザインがもたらす固有の力を感じさせる。(富永 讓)

私がこの建物をつくるときに思い描いていたコンセプトどうりの事を感じて取って頂けたのを、とても嬉しく思います。どうも有難うございました。

ちなみに、過去の長野県建築文化賞の結果も整理されて、
第11回長野県建築文化賞(住宅部門最優秀賞 受賞)内藤 廣さん 出澤 潔さん
http://www.nagano-kenchikushikai.org/results01.php?id=6
第10回長野県建築文化賞(一般部門優秀賞・住宅部門奨励賞 受賞)東 理恵さん 関 邦則さん
http://www.nagano-kenchikushikai.org/results01.php?id=2
の講評もアップされています。